オフィスデスクレイアウトを成功へと導く4つのポイント

オフィス作りを行う際に最もあなたを悩ませるのがデスクレイアウトだろう。オフィスにデスクは欠かせないもので、ほとんどのオフィスでは各社員に割り当てられることになるはずだ。そのためオフィスデスクは多くの空間・面積を使用する。

オフィスデスクを正しく配置することは、仕事の生産性を高めるだけではなく、社員に快適性をも与えるのだ。今回はオフィスデスクレイアウトを行う際にしっておくべき4つのポイントをご紹介しよう。最も長い時間を過ごすことになるデスクだからこそ、正しい配置を行うことが大切だ。

 

1.デスクレイアウトがオフィスデザインで最も大切な3つの理由

出典:www.urban-office.com

オフィスデスクはオフィスの空間を最も使用するだけではなく、社員が最も長い時間を過ごすことになる場所なのだ。

そんなオフィスデスクだからこそ、あなたの職場に合ったレイアウトをしないと悪い影響を与えてしまう。

まずはデスクレイアウトがオフィスデザインで最も大切な3つの理由をご紹介しよう。

 

1.生産性を高める

正しく配置されたオフィスデスクは仕事の生産性を高める。すでに述べたが社員は勤務時間のほとんどをデスクで過ごすことになる。オフィスを飛行機とするならば、デスクはコックピットだ。コックピットが正しく機能しないと飛行機は墜落してしまう。逆に言えば、正しく機能するコックピットは素晴らしいフライトを行うのだ。

では機能するコックピット作りに大切なことは何だろうか?ご察しの通り、デスクレイアウトが大切である。極端な話になるが、各社員が好きなところにバラバラにデスクを配置したらコミュニケーションが取りづらくなるという大きな問題が出てくる。また自然光が当たらない場所に置いていると生産性だけではなく、社員の健康にも影響を与えるのだ。

生産性を高めるデスクレイアアウトを行うためには、考慮しなければいけない基準がたくさんある。それらの基準をクリアして初めて十二分に機能するオフィスを作ることができるのだ。デスクで社員は最も長い時間を過ごすことになることは常に念頭に入れておかなければいけない。

2.オフィス全体を統一あるデザインにする

オフィスデザインを行う際、デスクの位置を中心にして考える場合がほとんどだ。何故ならほとんどのオフィスで最も空間を使用するのがデスクだからだ。つまりオフィスデスクの位置がオフィス全体の印象を良くも悪くもするのだ。統一されたいい印象のオフィスを作るためにはまずデスクのレイアウトを考えよう。

3.運気を高める

出典:openspacesfengshui.com

日本企業だけではなく、多くの海外企業がオフィスレイアウトを行う際に風水を重視している。風水とは開運のための環境学であり、ビジネスでは新たな仕事をもたらす、リラックス感をもたらす、アイデアを刺激するなどの様々な効果があると言われている。

オフィス風水で重要視されているのがデスクの位置だ。風水を重視するのならばデスクの位置は入り口から可能な限り離れた場所に置き、イスに座ると窓や入り口などオフィス全体を見渡すことができる場所が望ましい。

画像の1~3がそうだ。最も強くて、有効な気は部屋の奥に蓄積されると風水では考えられている。窓とドアがデスクから見えるのがベストであるが、どちらか1つ選ばないといけないのならば、ドアを見ることができる位置にデスクを置くべきだ。

ドアに背を向けて座ると仕事の機会や運を逃すと風水では考えられているからだ。適切に配置されたデスクはあなたのオフィスに成功をもたらすだけではなく、心身の健康や生産性を高めるなどの効果をもたらしてくれる。

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2.オフィスデスクレイアウトの5つのルール

オフィスデスクのレイアウトをする際には絶対に守るべきルールが5つある。それらのルールは生産性と社員の健康を高めるデスクレイアウトを作る手助けをするので、絶対に押さえていただきたい。

1.色を有効活用する

出典:designermag.org

色が仕事の生産性を高めることは研究で明らかになっている。色は我々の心理に大きな影響を与えるのだ。例えばハンバーガーチェーン店のマクドナルドはレッドとイエローをメインカラーとしている。

これはレッドとイエローは食欲を刺激する色だからだ。コーヒーチェーン店のスターバックスはリラックス効果を高めるためにグリーンを使用しているのだ。そしてあなたのオフィスに使用される色も社員やクライアントに影響を与える。

さてあなたがオフィスカラー選びで気を付けるべきなのは壁の色だ。社員がデスクで仕事を行っていて、ふと顔を上げると目に入るのが壁の色だろう。例えば壁に複数の色を使用するなら、デスクがどの色の壁と向き合うべきなのかを考慮しなければいけない。

もし不動産や旅行会社、銀行のようにクライアントと対面するような業種なら、クライアントの視線の先にある壁の色はよく考えないといけない。例えば基本のカラーはホワイトにして、クライアントはブルーの壁を見るようにデスクを配置するとしよう。

ブルーには信頼性を高める効果があるので、クライアントはあなたや社員をより信頼するようになり、結果的に商品販売へとつながるのだ。これは銀行や旅行代理店、そして不動産などの限られた予算で買い物を行うクライアントを抱える職種に向いている。

このように色は我々の心理に大きく影響を与える。オフィスで一番面積のあるのは壁であり、壁の色が最も人々に影響を与える。どの色の壁にデスクからの視線が向かうようにするのかを考えて、レイアウトを行おう。今回は簡単な色の持つ心理効果を紹介するのでぜひ参考にして頂きたい。

・レッド
レッドはエネルギッシュで人の気持ちを前向きにする色だ。また購買力を高める色として有名で、カラーマーケティングではよく使用される色でもある。

・ブルー
ブルーは信頼性を高める、集中力を高める色だ。また空や海を連想させる色でもあるのでクリーンなイメージにつながりやすい。

・ホワイト
ホワイトは清潔感や誠実さをアピールするには最適な色だと言われている。また膨張色のホワイトは明かりが当たると空間を広く見せるという効果もある。

・グレー
グレーは心を落ち着かせ、個人が仕事に集中するのにピッタリな色だ。また都会的な印象を与えるのでオフィスを洗練したものにする。

2.デスクレイアウトと自然光の関係

出典:www.eco-business.com

デスクレイアウトを行う際に必ず考慮しないといけないことは自然光だ。研究で自然光が生産性と社員の健康を高めることが明らかになっているのだ。

実際に行われた研究では、自然光が当たらない職場で働いている人々はミスをする確率が高くなり、睡眠問題も抱えていることが判明している。

一方、自然光がよく当たる職場で働く人々は仕事でミスする確率が減り、睡眠の質も大幅に向上することが明らかになっているのだ。

よく優秀なビジネスマンは早寝早起きだと言われている。これは早起きする分だけ太陽光を長い時間当たることができるからだ。

生産性も高めることができて、社員の健康をも高めることができる自然光を取り入れないという選択肢はない。オフィスで最も長い時間を過ごすことになるデスクの位置にこそ、可能な限り自然光をあてるようにしよう。

3.壁に近づけすぎない

出典:www.thelivingspace.com.au

出典:www.thelivingspace.com.au

基本的には壁と向かうように座るのはいいアイデアではない。壁から離れた場所なら特に問題ないが、壁に近い状態だと無意識に圧迫感を感じてしまう。

もちろんこのルールが適用されない場合もある。小規模オフィスの場合にはどうしても壁とデスクが隣接してしまうこともある。

その時には画像のようにリラックス効果のある色を壁に塗る、自然光が常に入るようにするなど工夫をすることが大切だ。

4.ドア付近にデスクを置かない

ドア付近にデスクを配置しないのは絶対に守るべきルールだ。中規模以上のオフィスとなると常に人の出入りがあるだろう。その際にデスクがドア付近に置かれていたらどうだろうか?常に人の歩く気配を感じながら、ドアの開閉時に起きる音や人の足音を耳にしながら仕事を行わなければいけない。

騒音は集中力を乱し、生産性を大幅に減少させることが研究で明らかになっているのだ。騒音は百害あって一利なしだ。書いている時や読んでいる時に他人の話し声を聞くと最大で66%もの生産性を失ってしまう。

それだけではなくストレスの大きな原因となるのも騒音だ。ドアや出入り口付近は必然的に騒音が起きやすい。そのような環境下に長時間も社員を置いてはいけない。デスクレイアウトを行うときには視覚だけではなく聴覚も使おう。

5.通路は十分なスペースを取る

出典:office-envy.com

画像のようにデスクを並べて配置する際には、デスクとデスクの間の通路は十分に取る必要がある。人間には他人が後ろを歩くと無意識のうちに恐怖を感じるという性質がある。

デスクとデスクの間隔が狭ければ、後ろの人間が立ち座りする気配を感じる、また他の人が後ろを通り過ぎる気配を強く感じ、非常に大きなストレスを抱えるのだ。必ずデスク間の通路は広めにとろう。

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3.職種別のデスクレイアウト

デスクレイアウトには様々な種類があり、あなたのビジネスに合ったデスクレイアウトを行う必要がある。もしあなたのビジネスに適していないデスクレイアウトを行ってしまったら、完璧に配置しても全てが台無しになる。今回は基本のデスクレイアウトを紹介するのでぜひ参考にして頂きたい。

島型レイアウト

出典:www.callcentrehelper.com

島型レイアウトは、その名の通り各部署が1つの島のように集まっているデスク配置のことだ。社員同士が向かい合うデスク配置、そして端には上司が座るという島型レイアウトは多くの日本企業が採用している。

メリットとしては部署のメンバーが集まっているのでコミュニケーションが簡単に取れるということだ。日本企業では古くから使用されている理由は報告、連絡、相談の報連相がしやすいからだろう。

デメリットは空間が閉鎖的になる、人によってはストレスを感じるということだろう。基本的にはどの職にも向いているが、特に事務や営業にはピッタリだ。

同向型レイアウト

出典:www.morganlovell.co.uk

各デスクが同じ方向を向いているのが同行型レイアウト。このレイアウトは銀行やコールセンターなどにピッタリである。メリットは無駄な雑談や動作が減り、個人の仕事の質が上がるということである。

しかしこのレイアウトの特徴として上司が一番奥に座るというものがある。そのため常に監視されている気がして全くリラックスできないというデメリットがあるのだ。

また個人仕事には向いているが、コミュニケーションが頻繁に必要となる職種には向いていない。横に広がるようにデスクが置かれるので、使用面積も大きくなるということは覚えておこう。

シンメトリー型レイアウト

出典:www.architonic.com

シンメトリー型レイアウトとは、デスクを上下左右対象にしたレイアウトのことである。このレイアウトとパーティションの相性は抜群だ。

パーティションを設置することによって各社員のプライバシーが完全に守ることができるというメリットが加わる。コミュニケーションが取りづらいというデメリットもあるが、これは高くないパーティションをつけることによって解決できる。

個人が集中して仕事を行うことができるので、プログラマーを多数抱えるIT企業やデザイナーなどクリエイターが多数在籍する企業にはピッタリだ。

 

フリーアドレス型レイアウト

出典:www.officelayouts.org

フリーアドレス型レイアウトはデスクの定位置が決まっていない島型レイアウトである。固定席がないので、各自がその日の気分や目的に応じて好きな席を使用できる。

近年大きな流行を見せている壁やパーティションを一切なくしたオープンオフィスの一種だ。そのため部署の垣根を越えてコミュニケーションを取ることができる。

出典:www.apartmenttherapy.com

出典:www.apartmenttherapy.com

しかしコミュニケーションが活発になるという反面、個人で集中して仕事を行うことが困難になるというメリットがある。すでに前述したが他人の会話は66%もの生産性を損なわせるのだ。

この問題を解決するために多くの企業は個人が集中して仕事を行うことができるブース型デスクをオープンオフィスに設置している。

このレイアウトはアイデアを出し合うIT企業やメディア関連、そして営業職にもピッタリのレイアウトだ。しかし事務職やコールセンター等の個人パフォーマンスが求められる職種には向いていない。

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4.事例から見るオフィスデスクレイアウト

優れたオフィスデスクレイアウト事例から学べることはたくさんある。必ずあなたのレイアウトにも取り入れることができるものがあるはずだ。今からは優れたレイアウト事例を解説付きで紹介するので、ぜひ参考にして頂きたい。

自然光をたっぷりと取り入れたレイアウト

出典:www.mydomaine.com

生産性を高める自然光を仕事中にも取り入れることができるように窓付近にデスクを配置したレイアウトだ。

またレンガ調の壁が温かみを出している。この職場では人々は落ち着いて仕事を行うことが可能だろう。デスク間の距離も十分にあり、まさにお手本と言えるレイアウトだ。

 

トレンドのY字型デスクを有効活用したレイアウト

出典:www.90degreeofficeconcepts.com

オフィスデスクにも様々な種類があり、現在のトレンドがY字型デスクだ。このユニークなデスクはデザイン性が高いだけではなく、機能性も抜群だ。

画像を見てもらうと分かるが、プライバシーは守られながらも、必要なときには容易にコミュニケーションを取ることが可能である。

島型レイアウトは1つの大きなグループを作るが、画像のように部署内で小さなグループをいくつか作るのもいい手だ。

個人が集中して仕事ができるレイアウト

出典:www.carolinainteriorworks.com

個人が集中して仕事を行うにはピッタリのレイアウトだ。パーティションの代わりに背が低い棚でデスクを仕切っているのに注目だ。

棚がデスク近くにあることで、移動することなく必要なものを手に入れることができる。コックピットとしては完璧だろう。このレイアウトでは後ろを通る人がいないので、集中力を保ち続けることが可能だ。

パーティションを上手に利用したデスクレイアウト

出典:www.urban-office.com

好きな席に座ることができるオープンオフィスをベースにしたレイアウトだ。

パーティションを設置することによって個人で集中して仕事を行うことが可能であれば、チームで活動することもできる。

小規模オフィスから大規模オフィスまで参考にできるオープンオフィスレイアウトだ。

 

 

 

 

まとめ

オフィスデスクのレイアウトはあなたが思っている以上に難しい。上手にレイアウトを行えばオフィス全体が機能し、社員の生産性も高まる。もしあなただけの力ではどうしようもできないと思ったなら、迷わず建築家やデザイナーの助けを求めることをおすすめする。

コストはかかるが、長期的な視点から見れば高くはない。それほどデスクレイアウトとは重要なのである。ぜひ今回紹介したポイントを踏まえて、あなたの理想とするオフィス作りを行っていただきたい。

 

 

 

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