理想の事務所を作る!オフィスレイアウト例から具体的な手順について

オフィス風景

「これからオフィスを作る予定だが、どのようなレイアウトが良いかわからない…。」
「既に開業し、オフィスを使っているが、いまいちレイアウトに満足していない…。」

このような悩みは耳にする機会が多い。

同時に、「果たして何が良いレイアウトなのかわからない」と言う声も同時に聞く。あなたもそうではないだろうか?

オフィスのレイアウト変更はパソコンやコピー機、電話機など様々な機器があり、少なからず事業がストップしてしまうため、手軽に行えるものでもない。

だからこそ、まず初めに本稿で「わからない」を解消していただきたい。

オフィスのレイアウトに悩む方のために、オフィスレイアウトのアイデアからオフィスのレイアウト変更、移転にかかる費用について詳しく紹介する。

「あなたのオフィスにとっての理想のレイアウト」が見つかることだろう。

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あなたに合ったレイアウトはどれ?オフィスレイアウトの基本型

オフィス風景その2

まずは、模様替えや移転を行う前に知っておきたい、オフィスレイアウトの基本の形について紹介する。

オフィスレイアウトには、昔ながらのオーソドックスなものから、今風の目新しいものなど様々なものがある。

しかし、レイアウトを検討する上で最も重要なのは「どのような目的でレイアウトを変更するか?」という点である。

ここでは、各レイアウト別の目的も合わせて紹介するので、レイアウトだけではなく、目的も合わせて確認していただきたい。

対向式レイアウト

オフィスデスク

対向式レイアウトは、オフィスレイアウトの中では最も一般的でよく目にするレイアウトだ。「島型」と呼ばれることもある。

デスクを向かい合わせ配置し、長く横につなげていくレイアウトとなっており、おそらく日本で最も多く採用されている形ではないだろうか。

対向式レイアウトのメリットは、

  • スペースの無駄が少なく、小さいスペースでも配置することができる
  • チームや係、部署内でのコミュニケーションがスムーズに行える
  • 上席の人間が、担当部署内の動向を把握しやすい

などがある。

デメリットとしては、

  • チームや係、部署をまたぐコミュニケーションが取りづらい
  • 隣席のデスクが筒抜けのため、プライバシーや情報の秘匿性が低くなる

といったものがあるだろう。

したがって、対向式レイアウトは人数がそもそも少ない組織や、部署をまたぐコミュニケーションの必要があまりない、個人情報など秘匿性の高い情報を扱わない場合に向いたレイアウトといえる。

フリーアドレス式レイアウト

オフィス風景その3

フリーアドレス式レイアウトは、デスクの配置方法を定めるレイアウトとは少し異なるが、近年、ベンチャー企業や大手企業を中心に取り入れられているレイアウト方法となる。

4席ほどの対向式レイアウトを基本とし、個人ごとに特定の席を設けないスタイルだ。

事前に用意するデスクレイアウトは対向式に限らず、カフェスタイルだったり、ボックスタイプになっていたり、様々な工夫がされていることもある。

フリーアドレス式レイアウトは大手テクノロジー企業「Google」でも採用されており、観覧車のワゴンを使ったボックス席や、アウトドアテーブルとチェアを屋外に設置し、どこでも自由に仕事ができるようユニークな方法が取られている。

フリーアドレス式レイアウトのメリットとしては、

  • 営業会社など、常にデスクを用意する必要がない場合、省スペース化、コストカットにつながる
  • 様々な部署や立場のメンバーと流動的に会話をすることができる

などがある。

反対に、デメリットとしては、

  • フリーアドレスを活用するには、メンバー一人ひとりの積極性が必要になる
  • オフィスの居心地を悪いと感じるメンバーも出てくる

などがあるだろう。

フリーアドレス式は自主的にコミュニケーションを取り、席を決めなければ行けないため、目的を理解して、自主的に活用しようとするメンバーが多くなければならない。

もし、内向的なタイプのメンバーが多い場合、席の固定化が進み、本来の目的を果たしづらくなってしまう事もある。

反面、メリットや目的を理解した上で活用できた場合、業務効率の向上だけではなく、新しい発見や気付きを得やすい環境となり、社内イノベーションが起こりやすくなる。

IT企業や先進的な企業で取り入れられている要因としては、上記の様なことがあるだろう。

スクール式レイアウト

スクールデスク

スクール式レイアウトは、その名前の通り学校や塾などで取り入れられているレイアウトのことで、デスクをどちらか一方向に向け配置するスタイルのことだ。

スクール式レイアウトのメリットとしては、

  • トップダウン型の情報共有がしやすい
  • 業務に集中しやすい
  • メンバーの管理、把握がしやすい

といったものがある。

デメリットとしては、

  • スペースが必要になるため、事務所にかかるコストが高くなる
  • コミュニケーションが少なくなる

といったものが考えられる。

そもそも、学校や塾で使われている理由として、全体に目が届きやすく管理しやすい、情報共有がスムーズにいくといったものがある。

したがって、ビジネスで転用する場合はコールセンターなど明確な管理者が存在する業態に向いている。

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ブース型レイアウト

ブース型

ブース型レイアウトは、デスクをパーテーションやパネルで区切り、一人、もしくは、必要単位で空間を区切るレイアウトだ。

ブース型レイアウトのメリットは

  • 気が散りにくく集中力を維持しやすい
  • 秘匿性の高い情報を保護することができる

といったものがある。

反面、

  • メンバーの管理がしづらく、自立性のないメンバーがサボる
  • コミュニケーションが低下し、帰属意識が低下する
  • パーテーションや面積といった観点でコストが高くなる

といったデメリットがある。

ブース型レイアウトは、集中力が求められるプログラマーやデザイナーなど技術者向けのレイアウトとして使われている。

また、海外では保険会社などの金融関連企業で使われており、個人情報など秘匿性の高い情報を扱う場合にも用いられることがある。

しかし、ブース型レイアウトは一人ひとりのメンバーに対して、管理者の目が届きにくいという欠点があり、管理フローを事前に決めて置かなければ、メンバーがサボってしまったり、トラブルがあった際の情報把握が遅くなってしまうなどが懸念になる。

また、費用面でもパーテーションを用意しなければならなかったり、デスクの間隔をある程度保つ必要があるため、コストがかかる点も忘れてはいけない。

背面対向式レイアウト

背面対抗式レイアウト

背面対向式レイアウトは、チーム組織ごとにデスクをまとめ、各メンバーが背中合わせに座るスタイルだ。

また、背中合わせで配置するだけではなく、パーテーションなどで区切る場合もある。

背面対抗式レイアウトは

  • 向かい合わせに人がいないので集中しやすい
  • すぐ後ろにメンバーがいるのでコミュニケーションを図りやすい

といったメリットがある。

デメリットとしては、

  • スペースが必要になりコストがかかる
  • 他のチームや部署間でのコミュニケーションが低下する

などがある。

背面対抗式レイアウトは、日本ではあまり目にすることがないが、経営コンサルや総合商社などプロジェクト単位で仕事をすすめるような企業で用いられることが多い。

メリットを見ていただいてわかるように、個人プレーよりもチーム単位での生産性が求められるようなシーンでは非常に効果的ではあるが、反面、他の部署が何をやってるかわからないといった状態にもなりやすく、会社や事業全体での生産性を重視する場合には不向きである。

以上、オフィスレイアウトとして、一般的なものを紹介した。

日本においては一つ目に紹介した「対向式レイアウト」がほとんどで、それ以外のレイアウトを取っている企業は少ないのが現状だ。

しかし、企業活動も多様化している昨今、オフィスレイアウトから社内イノベーションを作って行くことも重要となるため、各レイアウトのメリット、デメリットを理解し、適切な方法を選んで行くことが重要と言える。

快適な空間作りに欠かせない基準サイズについて

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続いては、オフィスレイアウトを考えていく上で、合わせて考えたい「基準サイズ」についてだ。

基準サイズとは、働く従業員の生産性を下げないために必要な、デスク間の距離やオフィス全体の面積など基準になるサイズのことだ。

オフィスレイアウトを考える上では、レイアウト自体も重要だが、オフィスの面積や基準サイズを踏まえて考えて行くことが不可欠なため、参考にして頂きたい。

デスク周りのサイズ

デスク周り

まずはデスクまわりのサイズについてだ。

オフィスでは様々なサイズのデスクが使われているが、小さすぎても大きすぎても生産性の低下につながってしまう。

基準となるデスクサイズは縦700mm×幅1200mmだ。

家庭用のデスクでは縦400〜600mm×幅1000〜1100mm程度が多いことを考えると、オフィスで使うデスクは若干広めが良いということがおわかりいただけるだろう。

オフィスの面積を考慮して、どうしても基準サイズが置けないという場合でも、家庭用デスクサイズを下回ることの無いようにしたい。

続いて、オフィス内を移動する際に確保しないければならない通路の基準サイズについてだ。

レイアウトを考える際に、着座して業務をすすめることを重視して考えがちだが、デスク間の距離や、デスクと壁との距離なども居心地の良さに直結する部分であるため、合わせて考慮する必要がある。

まず、デスク間、デスクと壁やキャビネットとの距離についてだ。

通常、人間が快適に歩ける通路幅は最低800mm以上必要とされている。

この数字は、最低限スムーズに歩くことができるサイズだ。

オフィスの場合、推奨されている通路幅は1350mm以上とされており、最低でも1000mm以上は確保できるようにしよう。

もし、面積が狭く通路が確保できないという場合は、通常、両端に設置する通路を真ん中の一本に集約するなど工夫することで確保できることもある。

通路の通りやすさは、オフィスの居心地に直結する部分でもあるため、デスクレイアウト以上に気をつけるべき点だ。

まずは、作業スペースと通路の幅の目安について紹介した。

オフィスレイアウトを考える際は、最低限上記の2つの部分に注目して設計するようにしよう。

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スペース全体の適正面積

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続いて、オフィススペース全体の適正面積についてだ。

オフィスの面積は、従業員数を考慮して考えていることだろう。

オフィススペースはキャビネットや複合機、シュレッダーなどを配置した場合、「一人当たり2坪」で計算するのが目安と言われている。

つまり、従業員が10名程度で、打ち合わせスペースや受付などを設けない場合、最低20坪程度は必要ということになる。

また、従業員一人あたりが通常の業務を行う上で必要なスペースは0.5坪〜1坪ほどが目安と言われている。

先程の例をもとに計算すると、10名で20坪のオフィスを借りる場合、机と椅子が5坪〜10坪ほどを占めることになる。

したがって、従業員の数、デスクのサイズだけではなく、必ず必要になる設備の面積も考慮した上でオフィスの面積を検討するようにしよう。

意外と大変!?オフィスレイアウトを決める流れ

チェック

ここまでで、オフィスレイアウトの種類とそれぞれのメリット・デメリット、従業員数と設備を考慮した面積の計算方法を紹介した。

ここからはオフィスのレイアウトを変更するための流れについて具体的に紹介する。

オフィスレイアウトの目的を決める

オフィスレイアウトを変更、または移転する際に、まずやらなければならないことは「オフィスレイアウトを変更することによって、どのような目的を達成したいのか?」という点だ。

どのようなレイアウトもメリットだけではなく、必ずデメリットも存在する。

また、オフィスレイアウトは簡単に変更できるものでもないため、事前に目的を明確にしておくことが重要なのだ。

レイアウトの決定

オフィスレイアウトを変更する目的が決まったら、具体的なレイアウトを決定していく作業だ。

一般的なオフィスレイアウトと、それぞれの特徴については前述の通りだが、オフィスレイアウトを変更する目的に即したものを選ぶようにしよう。

利用業者の選定

レイアウトが決まったあとは、レイアウト変更に利用する業者の選定が必要だ。

もちろん、社員だけでできると言うような場合は業者に依頼する必要はないが、レイアウト変更は重いデスクやキャビネットなどを動かす必要があり、ケガなどのリスクがある他、内装を傷つけてしまうような可能性もある。

したがって、レイアウト変更はできるだけ、業者に依頼するのが良いだろう。

オフィスレイアウトの変更は、専門の業者ももちろんあるが、引っ越し会社や運送会社がサービスの一環として行っているものもあり様々な選択肢から選ばなければ行けない。

業者を選定する際、どうしても値段で判断してしまいがちだが、

  • 専門で行っている業者
  • 打ち合わせなどの際、コミュニケーションがスムーズに取れる
  • 万が一の際の保証やアフターサービスが充実している

といった部分にも注目して業者選びを行うと良いだろう。

実は、レイアウト変更業者の中には作業員のうち1、2名が社員であとは短期アルバイトというようなケースも多く、什器の移動に慣れていない方に作業させていることも多い。

繁忙期と閑散期の差が大きい業界でもあるため、短期アルバイトの登用は多くの会社がやっていることではあるが、専門業者ほど作業員の質が高くなる傾向にある。

このような点は、打ち合わせの際の対応を見るとある程度判断することも可能であるため、打ち合わせ時のコミュニケーションにも注意しておくと良い。

また、どのような業者に依頼したとしても、うっかり什器を破損させてしまったり、壁やドアにぶつけて壊してしまうということは起こりがちだ。

このような万が一の自体に備えられる保証やアフターサービスがあるかどうかも業者選定の重要なポイントになる。

タスクの洗い出

オフィスレイアウト変更の目的、具体的なレイアウトが決まったあとは、具体的にレイアウト変更を行うために必要なタスクの洗い出しを行う必要がある。

オフィスレイアウトのスケジュールに遅延が出ると、開業が遅れたり、すでに事業をスタートしている場合、業務がストップし、思いがけないトラブルに発展してしまうこともある。

したがって、抜け漏れのないタスク出しはレイアウト変更をする上で非常に重要なポイントだと認識しておこう。

タスクについては実際の現場を元に確認する必要があるが、一般的に必要な項目としては、

  • スケジュール調整
  • 業者選定
  • レイアウト変更の告知
  • 什器の運び出し
  • 電話・ネット回線の移転
  • 什器の搬入

などがある。

また、上記以外にも小売などの業態の場合であれば、棚卸しなどの作業が発生したり、個人情報などを扱う業態などであれば、機密情報の一時保管場所の手配などのタスクが発生する場合がある。

レイアウト変更をスムーズに終わらせるためには、これらのタスク出しを抜け漏れなく行うことが鍵となる。

この作業は時間をかけてじっくりと行うと良いだろう。

社内調整

タスクの洗い出しが完了したあとは、社内のメンバーにスケジュールを共有し、協力を依頼する社内調整が必要となる。

社内調整にかかる期間も事業の内容や移転のスケジュールによって大きく変わるため注意が必要だ。

例えば、オフィスの移転業務数日に渡る場合、調整に必要な期間も長くなる。

また、日頃から顧客や協力会社とのコミュニケーションを必要とする場合も、調整に時間がかかることが多い。

調整業務で特に注意したいのが、社外への調整業務だ。

社外調整が十分でなかった場合、スケジュールの遅延などのトラブルが発生した場合、大きな顧客クレームにつながることもある。

したがって、社内調整ももちろんだが、対社外の調整業務にも十分配慮し、必要であれば社外連絡の進捗も把握できるように準備しておくと良いだろう。

実施

すべての準備が整ったら、あとはレイアウト変更の実施だ。

業者に依頼をする場合は、基本的に業作者の指定するスケジュール通りに動けば問題無い。

もし、業者を使わずに自社の社員で行う場合は適切に指揮を行い、スムーズに行うように細心の注意を払って作業に望むようにしよう。

チェック

作業が問題なく完了したあとはチェック作業だ。

万が一、何らかのトラブルがあった場合でも、作業日当日に発見することが出来れば問題をすぐに収束することが可能だ。

しかし、業務が再開したあとに発見となれば、様々なトラブルにつながってしまうこともある。

したがって、レイアウト変更後のチェック作業は入念に行うようにしよう。

レイアウト変更後によくあるトラブルは、

  • 業務に必要な資料や設備が所定の位置に置かれていない
  • 各種配線が接続されていない

といったものだ。

例えば、デスク下に置かれているキャビネットなどは基本的に、同じものが使われていることが多い、そのため、いざ中を確認してみると他人ものだったということはよくあることだ。

また、インターネット回線や電話線、社内LANの配線などがうまく接続されていないと言うこともよくある。

これらの配線というのは一本来差し込むはずのところに差し込まれていなかった場合、同じフロアが全て接続不可になるということになってしまう。

万が一、ネットワークの配線が上手く接続されていなかった場合、膨大にある配線を一つずつ確認し原因を確認しなければ行けなくなり、復旧の為に数時間かかってしまったということも珍しい話ではない。

これ以外にも様々なトラブルの可能性があるため、レイアウトの変更作業が完了下あとは、一人ひとりの社員にも協力を仰ぎながらチェック作業を入念に行うようにしよう。

レイアウトを専門業者に依頼する場合

専門業者

レイアウト変更を専門業者に依頼する際の注意点については、前の項目でも触れたが、ここでは、レイアウトを専門業者に依頼する際の流れと注意点について詳しく紹介する。

専門業者への依頼を検討している方は、参考にお読み頂きたい。

依頼の流れ

まずは、専門業者に依頼する流れについてだ。

大まかな流れとしては、

  1. オフィスのスタッフ数や坪数など基本情報、現在のオフィスの図面を送付
  2. 電話などで打ち合わせ(1日)
  3. 業者からレイアウトの提案(1日~1週間程度)
  4. 訪問打ち合わせ(1日)
  5. 施工(2日~一週間程度)
  6. 完成

上記のようなものとなる。

ここで注意して頂きたいのが、一つ目の項目である「オフィスのスタッフ数や坪数など基本情報、現在のオフィスの図面を送付」の部分だ。

レイアウト変更の専門業者では、当然ながら、理想的なオフィスレイアウトの提案も行ってくれる。

しかし、オフィスレイアウトを決める流れでも紹介したとおり、どのようなレイアウトにするかという点については「レイアウト変更をどのような目的で行うのか?」という点が重要になる。

したがって、業者との打ち合わせの前段階で、希望するオフィスレイアウトの狙いや目的を明確にしておき、打ち合わせの段階で共有できるようにしておこう。

レイアウト変更にかかる相場と業者の選び方

続いてはオフィスレイアウトの変更にかかる費用と業者の選び方についてだ。

オフィスレイアウトの変更は基本的にオーダーメイドであることが多く、一律の料金は基本的にはない。

また、料金は坪単価で計算されることが多いが什器の数や種類、変更内容などによって異なるため正確な金額については見積もりを見てから判断することになる。

但し、一般的には一坪あたり1万円前後が相場である。

例えば20坪のオフィスであれば、一からレイアウトを変更するのに20万円程度の費用が相場だ。

とはいえ、この料金は単純に什器を移動させて新しいレイアウトにするためにかかる費用なので、レイアウト変更にともなって新しくデスクや回線を増設する場合は更に費用がかかることになる。

続いて、業者選びの方法について解説する。

業者選びを選ぶ際は

  • 什器の移動のみを依頼する
  • 什器の移動と合わせて、レイアウト自体の提案も依頼する

という2つのパターンがある。

どちらにするかによって業者選びも変わって来るため、事前にこの点も検討しておこう。

什器の移動のみを依頼する

重機の移動のみの場合は、前述の通り、レイアウト変更の専門業者以外にも運送会社などもサービスとして行っている場合がある。

基本的には、

  • 日程が合うか
  • 予算が合うか

といった観点で選べば問題無いが、前に述べた、

  • 専門で行っている業者
  • 打ち合わせなどの際、コミュニケーションがスムーズに取れる
  • 万が一の際の保証やアフターサービスが充実している

といった点も考慮しながら業者選定を行って行けば良いだろう。

什器の移動と合わせて、レイアウト提案も依頼する

続いて、什器の移動だけではなく、レイアウトの提案も依頼する場合についてだ。

レイアウトの提案となると単なる運送会社では、専門外のため、デザイン会社や内装業者をあわせて依頼することになる。

更に、レイアウトデザインから什器の移動まで一貫して請け負ってくれる業者もあれば、レイアウト会社が提携する業者に依頼し2社で担当する場合もある。

基本的にどちらでも問題はないが一貫して請け負っている業者は、全体にかかる費用が安い、依頼から実施までの期間がスムーズといったメリットがある反面、レイアウトデザインの質が低くなりがちというデメリットがある。

反対に、デザインと移動を別々の業者が担当する場合、レイアウトの細部までこだわることができ、質の高いデザインが期待できる反面、料金が高くなったり、依頼から実施までの期間が長くなるといったデメリットがある。

したがって、コストやスピード感を重視するという場合には、一貫して依頼できる業者を、レイアウトの細部までこだわって作り上げたいという方は別々の業者を選ぶと良いだろう。

レイアウト変更だけでは根本的に課題が解決しないケースについて

レイアウト

ここまでで、レイアウト変更を行う際に知っておきたい、基本的なオフィスレイアウトから、レイアウトの決め方、依頼する業者の決め方について紹介してきた。

ここからはレイアウト変更だけでは、現在抱えている課題が解決できないというケースについて紹介して行く。

前述の通り、オフィスのレイアウト変更は、作業効率を上げたり、社内コミュニケーションを活性化させたり、より働き安いオフィスを作るといった様々な目的を達成するために行われるものだ。

しかし、机やキャビネットなどの配置だけでは限界があり、問題が根本的に解決できないということもある。

では、具体的にレイアウト変更だけでは問題が解決しないケースについて見ていこう。

物理的な問題

良くあるケースとしては、物理的な問題で理想としている空間が作れないというものがある。

例えば、これまで従業員数も少なく、一人あたりのスペースを広めに取っていたが

徐々に従業員数が増え、手狭になってしまったという場合や、新しく設備を導入し設置するスペースを確保したいといった場合がそれだ。

確かに、レイアウトを見直すことで無駄なスペースを整理し、スペースを確保すると言うこともできるが、やはり限界がある。

事業変更等によるレイアウト変更

事業変更や新規事業などによってレイアウトを変更する場合も、レイアウト変更だけでは課題をクリアできないこともある。

会社を設立する場合も同じことが起こる可能性もあるが、これまでにノウハウがないためイメージでレイアウトを決めてしまうと、数ヶ月後にレイアウトの見直しが必要になる可能性が高い。

実際に、ベンチャー企業などでは、かなり頻繁にレイアウト変更を行っているケースも多く、事業の進捗や社員同士のコミュニケーションに影響があるためできるだけ避けることが望ましいといえる。

その他、経営上の課題

その他、オフィスレイアウトにそもそも原因のない様々な経営上の課題も、当然ながらレイアウト変更だけでは解決することが難しい例といえる。

例えば、社内変更の目的を社内コミュニケーションの活性化とした際に、レイアウトの不和による物理的な原因の他に、人間関係や知識量の違い、人材のタイプの問題など様々な原因が考えられる。

そもそも、オフィスレイアウトに問題がなかった場合、どんなに優れたレイアウトに変更したとしても、目的を達成することは不可能だ。

様々な課題解決に役立つレイアウト変更だが、上記のようなケースでは必ずしも有効な打ち手とならないケースもある。

レイアウト変更で解決できない場合は内装工事の検討も!

レイアウト変更では解決できない課題があるという点については前の項でも触れた。

レイアウトの次に検討して頂きたい解決策としては「内装の見直し」がある。

レイアウト変更だけでは問題が解決できない場合、改めて原因を特定し、社内制度や人事戦略の見直しなどのソフトの部分と、内装デザインやオフィス自体の移転などハードの部分での見直しが必要になる。

内装の見直しは、ハードの部分での打ち手となるが、オフィス移転よりも費用が安く済み、レイアウト変更の次に検討するべき打ち手なのだ。

レイアウト変更ではなく内装工事を行うメリット

レイアウト変更ではなく、内装工事を選択する際のメリットについて紹介する。

内装工事はレイアウト変更では実現できない

  • オフィススペースの確保
  • オフィス内が綺麗になることによる福利厚生効果
  • 事業展開に即した内装にすることによる社内ブランディング

などが代表的なメリットだ。

レイアウト変更が単なる席替えとした時、内装の見直しはリフォームにあたり、やはりその効果は大きいものがある。

レイアウト変更ではなく内装工事を行うデメリット

メリットがあれば、もちろんデメリットも存在する。

レイアウト変更と内装工事を比較した際、

  • コストが高くなる
  • 工期が長くなる

といったものがあるだろう。

とはいえ、レイアウト変更を行った結果、目的が達成されなかったという場合を考えると、多少費用がかかってでも内装工事を検討するほうが良い場合もあるだろう。

オフィス内装工事にかかる費用について

内装工事はレイアウト変更の費用の考え方と基本は同じである。

レイアウト変更と同様、内装工事もオーダーメイドで行われるため、内装デザイン、オフィス面積、エリアの相場など様々な要素で決まるため、一概に断言することは難しい。

その上で平均的な相場としては「10万円/坪〜30万円/坪程度」が相場だろう。

例えば、従業員が10名程度、20坪のオフィスであれば200万円〜600万円程度となる。

もちろん、設備やデザインによっては費用が下がることも、上がることもあるため、まずは内装業者に相談してみると良いだろう。

最後に 理想のオフィスレイアウトを実現するためには内装工事も検討しよう!

今回は、オフィスのレイアウトに悩む方のために、オフィスレイアウトのアイデアからオフィスのレイアウト変更、移転にかかる費用、更に、内装工事について詳しく紹介した。

オフィスレイアウトは見た目やアイデアから始めてしまいがちだが、最も重要なことは「目的を明確にし、最適な方法を選択する」ということではないだ。

オフィス自体の移転となると突飛よしもない話かもしれないが、レイアウト変更を検討するのであれば、是非、内装工事まで合わせて検討して頂きたい。

また、当サイトでは、内装工事の相談から、最適な工事業者の選定までオフィスの内装工事を幅広くサポートしている。

内装工事に興味のある方は、気軽に相談していただければ幸いだ。

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山田博保

建築業界での経験を活かした複数のオウンドメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。