可動式パーテーションの定義と価格及び相場について

パーテーションとは、間仕切りとも言い、建物内部の空間を仕切る壁のことである。
可動式パーテーションについて、どのようなものを言うのか誤解されがちであるので、ここでその定義について明確にしておきたい。

 

可動式パーテーションの定義とは?

出典:enaflointeriors.co.uk

可動式パーテーションとは、「壁や床、天井の仕上げが終わってから設置して空間を区切るものであり、設置後も必要に応じて、取り外し・移設が可能なもの」を言う。

よく誤解されるのが、移動式パーテーションとの混同である。

移動式パーテーションとは、ふすまやカーテンのように、設置後にスライドさせることによって、仕切る部分を移動範囲内でそのまま移動できるものを言う。

辞書や業者によってもその線引きはあいまいであり、同じ種類として扱うこともあれば、逆のものとして考えられることもある。

しかし、JIS規格では、「分解・組立、又は移設して再使用できるもの」を可動式パーテーションとしているので、アコーディオン式のものや、スライド式のもの、ローパーテーションやついたては可動式パーテーションとは別としてご説明させて頂く。

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可動式パーテーションにはどんな種類がある?

・パネル式(スチールパーテーション)

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パーテーションの主な材質がスチールであり、柱が目立ちにくい構造なので、通常の壁のようにスッキリとしたデザインで高級感がある。

また、不燃性が高く、遮音性や断熱性にも優れていて、オフィスの中でも気密性の高い個室を作り出すことができる。

完璧な密閉状態にした場合、ほかの空間との空調を共有することができないので、エアコンなどの空調設備が必要になってくる。

非常に丈夫で強度の高いパーテーションであるが、その分重量も大きく、設置に手間や時間がかかり、費用も高くなるというデメリットがある。

・スタッド式(アルミパーテーション)

出典:www.kainternational.co.in

パーテーションの主な材質はアルミであり、軽量で扱いやすいというメリットがある。

しかし、その反面、支柱部分の柱が目立ってしまうので、高級感やほかの壁との同一感は感じられず、密閉性や遮音性、断熱性などの点で、スチール製のものに劣るという欠点がある。

 

 

・用途によるパーテーションのタイプ

出典:www.tenonpartitions.co.uk

可動式パーテーションは、パネル部分をガラスやアクリルパネルで作成することも可能である。

透明度の高いガラスなどを使用することによって、ほかの空間の明かりを取り入れたり、開放感を感じる空間にすることができる。

たとえば、会議室などに用いる場合、上部の欄間部分だけをガラスにしたり、腰上部分のみをすりガラスにすることで、明かりを取り入れつつ遮蔽性を保持することができる。

また、社長室などの気密性が必要な場合は、全面をパネルで覆うことによって遮音性を高めることができる。
気密性や防音性を重視しない場合は、欄間部分をオープンにすることで、空調を遮断することなく共有することが可能である。

全面ガラスにする場合は、ショールームなど中をよく見せる目的の部屋に最適であり、個室でありながら明るく開放感のある部屋にすることができる。
パーテーションを使用して個室を作る場合は、出入り口を確保する必要があるので、扉のあるパネルを設置することができる。

欄間にガラリをつけたり、開閉可能な窓にすることで、必要に応じて空気の入れ替えをすることも可能である。

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可動式パーテーション設置にかかる費用や相場は?

出典:www.srtpvc.com

可動式パーテーションにかかる費用は、アルミかスチールかの材質やガラスを使用した場合、遮音性や断熱性の優れたものなどによって差が出てくる。

また、パーテーションのサイズは、w900mmを基本としており、天井までの高さによって全体的な大きさが決まってくる。

 

 

・スチールパーテーションにかかる費用

出典:www.logicalstorage.co.uk

スチールパーテーションの1枚あたりの費用は、欄間オープンの場合30,000円位〜で、欄間をパネルにした場合、欄間をガラスにした場合などで35,000円位までが相場である。

全体的にガラスパネルにした場合は、1枚70,000円〜となる。扉付きのパネルは、70,000円〜80,000円位になる。

*W3,600×D1,800の執務室を2面パーテーションで施工する場合
全面パネル2枚:30,000円×2=60,000円
全面ガラス4枚:70,000円×4=280,000円
扉+欄間ガラス:75,000円
施工費・運搬費・搬入費等:200,000円
合計:615,000円

・アルミパーテーションにかかる費用

アルミパーテーションの1枚あたりの費用は、欄間オープンの場合15,000円位〜で、欄間をパネルにした場合、欄間をガラスにした場合などで20,000円位までが相場である。

全体的にガラスパネルにした場合は、1枚40,000円〜となる。
扉付きのパネルは、40,000円〜60,000円位になる。

*W3,600×D1,800の執務室を2面パーテーションで施工する場合
全面パネル2枚:15,000円×2=30,000円
全面ガラス4枚:40,000円×4=160,000円
扉+欄間ガラス:45,000円
施工費・運搬費・搬入費等:150,000円
合計:385,000円

 

可動式パーテーションを設置するときに注意するべこと

可動式パーテーションを設置する場合には、注意する点がいくつかある。

天井に柱を固定する場合、個室とみなされ、消防法による設備が必要になる場合がある。

その設備とは、排煙窓や煙感知器などである。
また、高層ビルの場合、不燃パーテーションを用いる必要があるので、必然的にスチールパーテーションを選ばなければならなくなる。

天井に煙感知器やエアコンがある場合には、一定距離を取らなければならないこともあるので、パーテーションを設置する場所にも、事前に注意が必要である。

パーテーションは後付になることが多いので、もともとある空間の動線の邪魔にならない位置かどうか、もともとの壁を利用して、パーテーションを立てる距離を極力短くできるかどうかなど、レイアウトにも充分気を使いたい。

パーテーション施工会社はいろいろあるが、工場やクリーンブースに適したパーテーション、オフィス用に特化したパーテーションなど、その用途に応じて施工経験の豊富な業者を選ぶようにしたほうがいいだろう。

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まとめ

可動式パーテーションは、理想的な空間を作るために欠かせないものである。
新しくオフィスや事務所を借りる場合、個室のある空間を探さなくても、後からパーテーションで個室を作ることができるので、選択肢も広がるだろう。

カラフルなものや、デザイン性の高いものも多いので、インテリア性に富んだオフィス作りにも最適である。

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